もう学校に行かなくていいよ!!!

学校中1の冬、とうとう娘は不登校になった。

少し前から休みがちになっていた『おなかが痛い』『あたまが痛い』と言っては休んでいた。

彼女に理由を聞いてみると、転校してきた男の子に意地悪をされていた。ほっぺたが赤い、頭が悪いとバカにされたり・・・。最初のうちは我慢していたけど、その男の子はクラスの友達を仲間にして集団で意地悪を始めたそうだ。

小学校時代は男の子も女の子も仲が良かっただけに、意地悪事態よりも、そのお友達が彼に同調したことが何よりもショックだったそうです。

男が女に意地悪するとは『世も末だ』。ということで、もう学校に行かなくていいよと彼女に通告。

明るい引きこもりを目指そうゼ~!

どうせ学校に行かないなら『学校一ゆかいな中学生』を目指そうじゃないか。目指せ『自由人』

まずは、学校へ行かないことは悪いことではない!ということを理解してもらおう。
娘が学校へ行かないことに『罪悪感』を感じていると思ったからです。
そんなこと一度も言ったことないんだけどなぁ。

親子大人はみんな普通に『学校へ行きなさい』と言う。

私は全くそう思わない。
そもそもなぜ学校へ行くのか?
・忍耐を学ぶため?
・高校受験をするための『勉強』をするため?
・友達をつくるため?

そうじゃないと思うなぁ

でも娘は『学校に行くことが普通』って思っちゃったのね。

親にとって子供にしてあげられることって何なのだろう?
・興味のあることを見つけるお手伝いをしてあげること。
・興味のあることを否定せず見守ってあげること。
・世界は広い!いろんなことを経験させてあげること。

私にとっての『子供にしてあげられること』とはそのくらいかな。

中2の秋 単身静岡へ

伊勢神宮静岡で暮らす高校時代の友人宅に1か月間お世話になることに。

友人は芸術センスピカイチで本の挿絵や木工のデザイナーです。ちょうどアトリエを数か月借りて活動をするということで、娘を誘ってくれました。

娘に行く?って聞いたら『行く~!』って。案外タフになってきた。ということで名古屋行きのLCCチケットを片道分購入し『いってらっしゃ~い』

1か月後・・・友人ファミリーにお礼がてら静岡へ!友人に伊良湖港まで送ってもらい鳥羽まで大揺れのフェリーで移動し、伊勢神宮、松坂、名古屋と3泊ほど娘と二人旅をして一路札幌へ。

伊良湖港で、友人の幼稚園の娘ちゃんが手を振って泣いていたのを見て、私も涙・・・(笑)一生感謝しなくてはならない。

静岡滞在中には音楽や芸術などの『イベント』『ライブ』や大学やNPOの団体が開催している『ワークショップ』などいろんなことを体験させてもらったそうです。

中でも大阪大学の教授のワークショップには感銘を受けた!と言ってました。彼女にとって良い体験になったと思っています。

いよいよ中3!学校へ行くらしい!!!

別に学校に行かなくてもイイよ。高校にだって行かなくてもイイし。好きなことすれば~。と言ってるのに学校にいくらしい。

彼女の口から『高校くらいは行くでしょ~』だって(笑)
皆さんご存知でしょうか?不登校の子にも通知表は配られます。判定基準が無いのだから、オールゼロにしてくれればいいのに『オール1』オールワンダフルなのです!

そこから彼女はどう這い上がるのか!?これは見ものだ。

そもそも自由って一番大変。自由ってことは自分でやることを決めなきゃいけないですからねぇ。
彼女は自分のカリキュラムを自分で決めて『学校が用意してくれた教室』に通っています。そこがすごいでしょ。理解のある学校に感謝です。

私は受験勉強はクイズと一緒だと思ってます。受験勉強は勉強じゃない。やりたいことや興味があることが見つかれば自然と追求したくなる。それが勉強だと思うし、いつからでも間に合うと思ってます。

だからといって大人になっても面倒を見る気はな~い!!!だからこそ、とにかく若いうちに沢山の経験をさせ、自らが向かう先を見つけられるような環境づくりをしたいと思ってま~す。

ブログでは彼女が経験した体験を書いていこうと思っています。いつか大人になった時にこの記事を読んでもらえたら面白いと願って。