努力が先か?イメージが先か?
どんなことでも『努力』をともなう物事に取組む前には『自分にはそれがやれる』との確信がどれくらいあるかが重要である。と『苫米地英人』さんの書籍で読んだことがあります。
無意識が『理想の自分』を追いかけるのだから『自信』があるかどうかが『目標達成』の可否を左右する。
ゆえに理想の自分のイメージを可能な限り『リアル』に感じセルフイメージを作り上げていく必要があるのだそうです。
裏返すと、どんなに努力をしても失敗のイメージが1mmでもあると成功しないということになるのです。
いっけん非現実的な話で、以前にブームになった『引き寄せの法則』に通ずるものがある。この法則も重要なのは引き寄せたいコト・モノがすでに手に入っていると信じ込むことから始まるとありましたね。
それにしても、もう少し『科学的』に説明しているものがないかと調べてみると『量子力学』の記事をを見つけました。(サイト内より引用)
※オメガコミュニティという、とても素晴らしいサイトだったのですが、2015年12月31日をもって閉鎖とのこと。
量子力学によると『世界は全てエネルギーの流れでできている』とのこと。
全てのモノは『原子』という最小単位でできていて、その原子が集まって分子になり、分子が集まって『モノ』になっていると学校で習いましたよね。
また、原子は『原子核』と『電子』でできているとも習いましたよね。
しかし、この『原子核』や『電子』というものは『物質』として実際に存在しているわけではなく、その場所に存在するエネルギーである。ということはご存知でしたか?
つまり、世の中に『物質』というものは存在せず、全てのモノは、つきつめると様々な姿形として存在するエネルギーの振動にすぎない。のだそうです。
ここで『現実』とはどのように生まれるのか?これは映画『マトリックス』の中でモーフィアスが言ったことに集約されているといっても過言ではないそうです。
もしお前が感じたり、匂ったり、味わったり、見たり、
五感で知覚するものについて言っているなら
現実とは、脳による電気信号の解釈に過ぎないじゃないか
(映画『マトリクス』より)
人がモノを見る時、モノに反射した光というエネルギーを見ているにすぎない。つまり目は光を取り込むただのレンズであり、光というエネルギーを電気信号に変換して脳に送っているだけで、脳がその電気信号を受け取り、解釈して、頭の中にイメージを作りだしています。※これは科学で証明されている事実です。
視覚以外の 『耳:聞く(聴覚)』 『肌:触る(触覚)』 『口:味わう(味覚)』 『鼻:匂う(臭覚)』といった五感の全てにおいて同じ。
私たちの目には見えない『原子』というエネルギーの干渉パターンが、五感を通して電気信号に変えられ、脳がそれらの電気信号を、私たちが普段経験している色や音や感触や味やにおいに『加工』しているだけなのです。
つまり、世界とは、その全てが自分の頭の中で作りだされたイメージであり普段認識している『現実世界』は全て頭の中に存在しているモノなのだそうです。
ということは、目に見えないこのエネルギーをどう操るかが重要になってくると思いませんか?そう思いもう少し調べ進めると、エネルギーは波動と粒子の二重性を持っている。つまり、エネルギーは波動にも粒子にもなることができるそうなんです!!!
波動はラジオの電波のように人の目で見る事ができませんが、粒子(粒子とはいいえかえれば物質)はみることができますよね。
普段、目に見えない波動として存在しているエネルギーは、ある時は目に見える物質になったり、また波動に戻ったり、また物質になったりします。これは『クオンタム博士の2重スリット実験』というので証明されていますので、ホントかよ!と思った方はぜひ検索!
この実験ですが、結論から言うと、波動として存在しているエネルギーは、そこに意識が注がれたときに物質として現れるということなのです。
エネルギーは、そこに意識が注がれるまでどのような姿形で現れ出るか決まっていないということ。つまり私たちの意識のあり方が、文字通り、現実を作りだしている。ということなのです。
よく『信じるとは現実化する』と言われています。この『信じる』が重要。
何かを信じようとして一生懸命そう思うと頑張ることとは違い、エネルギーを物質化させる『信じる』とは自分の心の奥底で本当に『信じる』こと。それは無意識に働く潜在意識に近いもので、ロシア人研究者によると、つきつめると、意識には『本当にそう信じているか』『本当にはそう信じていないか』の2種類しかないとのこと。
多くの望む現実が現実化しないのは、心の奥底では望む現実が本当の現実であることを本当に信じていないから。なのだそうです。
ということは、いかに自身の潜在意識に信じ込ませるという事が重要になってきますよね!!!
潜在意識に刷り込む方法は、さまざまありますが、私が今一番注目するのが『明晰夢』です。
そもそも、全ては自分の頭の中で作りだされたイメージ・・・でしたよね。であれば、目が覚めているときに経験する世界も、夢の中で経験する世界も、脳が々電気信号を解釈しているわけですから、夢と現実に違いはないのです。
明晰夢とは、睡眠中にみる夢のうち、自分で夢であると自覚しながら見ている夢のことである。とウィキペディアにあります。
夢の中でそれが夢と気づき、夢を意図的にコントロールできるようになる夢。つまり明晰夢を見ることができれば、夢のなかで『なりたい自分』を手に入れることができるのです。
夢と現実の境界がはっきりしない『脳』の性質を理解し、最大限利用することは生きていくうえで最大の武器になるのです。
『努力』が先か『イメージ』が先か・・・。
自分の意識が現実を作るのだとしたら、間違いなく『イメージ』が先。
潜在意識の中に絶対的に信じ込む『なりたい自分』をすり込む必要がある。つまり夢を意図的にコントロールし脳に『現実』と信じ込ませる必要が先なのです。
どんなに努力をしても、心の奥底で『失敗』を予感してしまう。
☑自分みたいなものがオーディションで選ばれるはずがない。
☑受験に合格するはずがない。
☑自分の商品が売れるはずがない。
1mmでもそう思ってしまったら、間違いなく成功はしないのです。
そんな思いが1mmも無くなるまで『努力』し続けるという方法もありますが、かなりの鉄人でなくては達成できないのではないでしょうか?
私たちのような凡人が『やりたいこと』を現実にするための『近道』は、1mmの疑いもないほど自分の『脳』になりたい自分を刷り込むこと。
明晰夢は子供のうちは誰でも見られるそうです。
現に私の中3になる娘も見ることができます。しかし、この事実を知らないと、いつの日か見る事はできなくなるでしょう。明晰夢を見られることは、これからの人生をより良いものにするでしょう。
すべてを自分の意志で、大好きなことをして、幸せに人生を歩んでほしい。そう思って2015年-2016年をまたいで、この記事を書きました。