小規模事業が増える時代の到来!

会社への『思い』が強かった時代はもう終わり

3acb0a19b52fbd20107c3f63fd611503_s『俺・私がいないと、この会社はつぶれちゃうよ~』

こんな事を平気でいうサラリーマンを昔はよく見かけました(笑)

会社の経営者にとって、こんなに素晴らしい兵隊はいません。まるで自分の会社のように一生懸命働いてくれるのですからね。

これは私の個人的な意見なのですが、この会社への勘違いともいえるこの『思い』の違いが生まれたのは『バブル』を知っているか知らないかによるものだと考えます。

ウィキペディアによると
バブルの崩壊は1990年11月頃始まったが、必ずしも誰もが直ちにそれを体感したわけではないそうです。

・首都圏では新築マンション価格が1990年にピークとなるが、同圏における平均年収のピークは1997年

・バブルの崩壊を経済学的現象ではなく深刻な社会問題ととらえるとき目安となる時期は、全国的に地価の下落が明確となり、有効求人倍率や新卒の求人倍率が大きく低下し、企業の業績悪化により学生の内定取り消しも相次いだ1996年頃から

・不良債権問題や株価低迷により大手金融機関が次々と破綻に追込まれた1997年-1998年頃にかけて

それまでは、それを認識できずに楽観的でいたり、そうでなくても、まだ持ち直すかもしれないと期待していた人々がほとんどだったと見られる

私は20歳(1994年)に国土交通省に入庁しましたが、はっきり言ってまだ景気の余韻が残っていました。

大学に行った同級生なら就職は1996年ですから、くしくも第2次ベビーブーム(1971~974)生まれの就職組を最後に会社に対する『思い』の変化が始まったのだと推測しています。

完全にバブル崩壊を認識するまでに就職した人は『俺・私がいないと、この会社はつぶれちゃうよ~』と思ったことがあるはず(笑)

会社への忠誠心が強く、一度入社したらよっぽどのことが無いと辞めない。生きるために働いているのか、働くために生きているのか?わからない状態へと陥っている人が多いように感じます。

これは悪口ではありませんよ。国の教育がより良い働き手を確保するためサラリーマンマインドを作り上げるためのもので、それによってしっかりと戦後の日本が立ち直ったのですから、勉強ができる人ほど、真面目な人ほど・・・なのではないのでしょうか。

もはや『思い』がなければ働かない時代

b8162834a523cb0254202267ef50eef0_sバブル崩壊から20年。

・就職氷河期やリストラなどなどを乗り越え
・自分探しやスローライフが話題になり

『働く』ことへの意識が変化してきました。

特にバブル崩壊後の就職組は会社に対して『期待』を持たず、気に入らなければ会社を辞める。ちなみに物欲も少ないですよね。

バブル崩壊前の就職組からすると
・我慢が足りない
・ゆとりの子どもは使えない
・手取り足取り教えないと仕事ができない

などと不満を爆発し続けているうちに、バイトをしてくれる人も、小さな会社に入ってくれる人もいなくなってしまったのです。

昔ながらでいう『良い人材』は大手企業に就職。

そんな中、貧乏でもいいから自分の好きなことで生きていきたいと思う若者が増える新し時代へと突入しているのだと思います。

つまり『思い』がなければ働かない。ゆえに自分で小さな会社を始める(本人は会社だとは認識しない)もしくは、強く共感できる会社に就職する。という人が増えていくのだと思うのです。

それに引きずられるように親の世代が、子の世代の生き方に同調し協力していくのではないでしょうか。

へたすれば、大手企業と小規模事業(個人・家族経営)しか残らない時代が来るのかもしれません。

新しいスタイルの『家業の時代』がスタート!!!

事業を大きくして、たくさんの従業員を雇い入れ社会に貢献する。といった従来の起業とは違い

☑自分の好きなことで稼ぐ
☑家族が笑顔で楽しく暮らせる程度に稼ぐ
☑生涯現役。元気なうちはずーっと自分で稼ぐ。

という働き方が広まったらと願うばかりです。そのためにも『おうちビジネス』を広めたい。

私ができることは何か?と考えると、やはり『住まいと仕事場の融合』店舗付き住宅の普及なのではないかと思うのです。

今こそ、新しい店舗付き住宅のスタイルを模索するべきだと再認識するのであった。

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