アンケートでは理解できないこともある
アンケートでは理解できないこともある?
アメリカの研究に、6つのジャンルから20曲ずつ計120曲を用意し、それらを聞いたことのない人に聞かせてfMRIで脳の状態を計測し、視聴後にどの曲が好きか?というアンケート調査も同時に行ったものがあります。
3年後、研究に使われた120曲がどうなったかを調査したところ、fMRIで報酬や快楽を得るときに反応する部位の反応が大きい楽曲ほど売り上げ数も多かったということが判明したそうです。
ここで注目すべきは『アンケートによる楽曲の好みの結果と、売り上げ数には相関関係がなかった』ことです。
この研究はまだ実験段階で、なんでも脳を図れば売れるかどうか予測できるということではありません。しかし、アンケートという『意識』の評価と、脳科学によって計測される『無意識』の評価には違いがある。ということを私たち『おうちビジネス家』も理解しておくことが必要なのではないでしょうか。
私たち『おうちビジネス家』が経験することの1つに、アンケートに書かれてある1番の要望を取り入れたのに全く反応が無い!といったことがしばしばあります。
実はこれ、アンケートを書いてくれた方の『意識』の上での評価。つまり、社会の情勢や世間体などを配慮したうえでの答え。日本的に言うなら本音と建て前の後者の方だったりするのです。
自分が『お金を支払っても』お願いしたい、購入したい本当の理由は何か?アンケートに書かれてある言葉の奥に潜む『本音』を読み解く力も『おうちビジネス家』に必要な能力なのです。