主婦・OLさんが「おうちビジネス」を始める時の注意点
稼げるようになるまでは、捨ててはいけぬ『生活基盤』
主婦の強みは『生活基盤を支える夫の収入がある』ということ。OLさんは『生活するために必要な給料をもらっている』ということですよね。これが、とてつもない強みだということを理解しておきましょう。
起業セミナーをすると『離婚して起業する』『会社を辞めて起業する』という声を聴くことがあります。これは絶対にやめてください。
そもそも離婚と起業には因果関係がありませんよね。離婚は別の問題です。
主婦であれば生活していけるだけのお金を稼げるようになってから離婚、OLさんであれば会社員と同額の金額を稼げるようになってから辞めるようにしてください。大切な生活の基盤は捨ててはいけないのです。
確かに自分を追い込むという点では良いのかもしれません。実際に『せっぱつまらないと頑張れない』という人が多いのが現実です。現状のままでは、自分に甘えてしまい家事が忙しいから、仕事が忙しいからと言い訳してしまいますからね。
しかし生活できなくなっては、それ以上に精神的ダメージが大きすぎます。
『起業すれば稼げるようになる』は幻想です
そもそも、家事や仕事のせいにするような人は起業で成功しません。時間は作るものですし、作ってでもやりたいことでなければ頑張りがききません。
それでも『時間が無い』という人がいます。そういう人に限ってテレビ好き。ストレス発散は大切だと飲みに出かけます。本当に無駄な時間がないか客観的に見るために24時間の行動を3日間書き出してみる事をおススメします。
偉そうなことを言っていますが、何を隠そう私も職場を突然辞めました。入社10年当時の年収は400万円を超えていましたので、それをいきなり捨て去ったのです。バカですよね。思いが突っ走った結果です。
私は公務員だったので副業が禁止されています。ですから、やりたいことをするには辞めるしかない『起業すれば稼げるようになる』と思い込んでいたのです。その考えがすでに間違っていますよね。
なぜ起業すれば稼げるのでしょうか?稼げるようになるまでには十分な時間とマーケティングが必要です。まずは、自分の『商品やサービスの開発』して『集客の方法』を学び実践しなければいけませんよね。
起業をして何が一番大変かと言うと『集客』です。そこに『お金』を介在させなければ公務員でも副業とはみなされなかったはず十分に『集客』ができて『販売』の見込みが立ったところで退職するべきでした。
これは『経験者は語る』ですので間違いありません。
思いや勢いだけで生活基盤を失うような行為は絶対にやめてくださいね。むしろ『夫が居る』『給料がある』状態をラッキーだと思ってください。
私が唯一の救いだったのは、当時結婚していて夫が居たことです。そのおかげで生活が出来ていました。今思えば、とても『ありがたい存在』でした。
よく『主婦は楽』『会社員は楽』という声を聞いて腹が立つことはありませんか?
主婦は家事や育児が大変ですし、会社には嫌な上司や理不尽なできごとがありストレスが沢山です。
私は『主婦』『会社務め』どちらも経験しているので大変さは重々理解しています。しかし起業家がいう『~は楽』というのは、そういう意味ではありません。
自分でビジネスを行っている以上は全てが自分の責任であるということ。失敗すれば全て損失になります。怒られても何しても貰える『給料』とは違い収入はゼロどころか損害賠償さえ迫られることがあります。
家事や育児の仕方は教えてもらえます。会社では上司が指示してくれます。しかし起業家は仕事の手順も、何をすればよいのかも全て自分で意思決定しなければいけません。夫や会社の名前と言う後ろ盾も一切ありません。
そういう意味で『主婦は楽』『会社員は楽』なのだということを理解し、冷静に起業のタイミングを図りましょう。